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聞く力 阿川佐和子著 [本の紹介]



評価:2
 個人的にこの人は好きだ。エッセイみたいのも持っている。しかし、この本は無かろう。エッセイと中身が同じなのだ。
 また、章の分類もおかしい。Ⅰ聞き上手とは Ⅱ聞く醍醐味 Ⅲ話しやすい聞き方 となっていて35の小話が通し番号で語られているのだが、適当に分類というかふるい分けしただけ。
 読んでていて気が付いたのだが、この人相当我が強い。かといってそのままだと生きていけないから上手く自分を隠して人と接している。”お馬鹿キャラ”を演じて可愛がられようとするタイプな訳だ。でも馬鹿だとは認めさせない、そんな思いが伝わってくる。

P.198(勉強不足の)ツケが回ってきました。野球の知らない私にヤクルトの野村監督へのインタビューの仕事が急遽回ってきました。が、夫婦で漫才を始めてくれ、私もそれに乗ったので不快な思いをさせずに済みました。

P.205ドジを踏んだ。貴乃花が阿川が相撲を知らないので吹き出した。それ以来知ったかぶりはやめようと決心した。

P.232ジュリー・アンドリュースの前で歌って、周囲からさんざん罵倒され、呆れられた。(略)和田さんのおかげで、大好きな人を不機嫌にしないですんだ。

何も知らない人だったら、(阿川さんって明るくて真剣で、それでいて謙虚だなあ)と思うだろう。でも、上記の例を読んでもそう思うだろうか。冒頭に大失敗をしたかのように書いておきながら最後には相手を不快にさせずに済んだというオチばかり。つまり、この人は”本当に失敗した例”は隠すタイプなのだろう。若しくは、プライドの高い人はミスをミスと認めないもので、インタビューの上手くいかなかった事例は「あれは相手が悪かった」と決めつけ掲載しかなったのではないのか。

35の小話を時間潰しに読むのには良いかも知れないが、参考にはならない。




私が読んだものは拾ったものだが、偶然にも松山空港の書店でも売られていた。オビをみてビックリ。
「そうか、まだ君は読んでいないのか」(アガワ)だってさ。こういう挑発文句を掲載するのが流行みたいでこの言葉も多分編集者が考えたものだろうが私には通じないなぁ。

暇つぶし以外では読む価値無いよ。


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コメント 2

お名前(必須)

拾ったものって…(笑)。

私も彼女には、『私って人を喜ばせるのが上手なのよね~、だけど、教養がどうしても顔出しちゃうのよね~』みたいなものを感じてました。

ま、美人だし、実際、教養がありそうだし、無理からぬことかも、ハハハ。

ただこの方は和やかに話し手を楽しませる聞き方はできても、論点(考え方)の違いを際立たさせるような攻撃的でいながら建設的な聞き方はできないだろうなぁ、と思います。
って、誰も彼女にそんなこと望んでないですよね、失礼しましたぁ。

そうそう、Kindleニューバージョンが発表されましたね。
私はアナログ派ですが、このKindleはよさそうだな、と思ってました。
管理人さんのご意見をいつか記事になること、楽しみにしてます!


by お名前(必須) (2013-09-06 18:50) 

eigoBAKA

もうここ数年、書籍はなるべく買わず拾うようにしています。
無論燃やすごみの日に道端の本を漁っているのではありません。仕事柄新書を手にする機会が多くその殆どはゴミ箱へ捨てるのですが、興味を持ったものに関してはこんな感じで持ち帰って家で読んだりしているという感じです。
良書ならお金を払って購入してもいいのですがハズレ本を買ってしまったらもう後の祭り。駄本の著者に印税を渡してしまうわ、こちらは時間を無駄にしてしまうわ、出版売り上げにカウントされるわ、で踏んだり蹴ったりになってしまいますからね。

by eigoBAKA (2013-09-17 07:38) 

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