売れっ娘ホステスの会話術 笑わせ上手編 難波義行著 [本の紹介]

この本は現役ホステスと、ホステスになろうとしている人向けに書かれた本である。
そして、私はホステスになる気も客として行く気も無い者である。
したがって、この本の内容に感想を述べる立場に無い。
それでも言いたい事がある。
”水商売”とは関わり合いたくない。”
この本を読んで今までの信念は更に強固なものになった。
じっくり、しっかり、ゆっくり、雄弁に、説得力を持って話す、の正反対を行くのが水商売やギャル系、芸能人的お喋りである。
そして、残念ながらそんな芸能人の喋り方を学ぼうという記述が本書には何度と無く出ている。
仮に日本中、こんな喋り方ばかりするようになったら私は国を捨てて海外で暮らす。既に、小学生からテレビに影響を受けたと思われる、軽い喋り方をするガキもいるし。
さて、この本の中には色々な芸能人が出てくるが、彼らのお喋りを「楽しい」と思って聞く人はどの位いるのだろうか。例えば島田紳助も良い意味で書かれている。しかし、私は彼の喋り方が嫌いである。喋りだしたとたん、(また、嘘、大袈裟を織り交ぜた話か)と思ってしまうからだ。しかし、この本ではそうやって多少ネタに脚色して盛り上げる事を推奨しているのである。
明石家さんま、小堺一機、久本雅美、松本人志他、記述されている芸能人全てに対して同じことが言える。
盛り上げるって何だろう。真剣に話さなければならない事柄を茶化したり糾弾したり結論付けたり。そんな人、私的にはハッキリ言って”全然面白くない”よ。
また、”聞き上手”になるのって大切で、そしてその方法は少しは書かれているが、聞き上手になりたい人にお奨めか?答えはNOだ。聞き上手になりたいならなる為の本が別に沢山売られているさ。
買う必要も読む必要も無い本。私も拾ったから読んだまで。
本の評価:5点満点中1点
2011-04-16 20:40
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