So-net無料ブログ作成

大人の見識 阿川弘之著 [本の紹介]

PIC_0208.JPG

阿川佐和子の父ということは敢えて言う必要の無い程のお方。読んでいて感嘆の溜息しか出ない程恍惚に為れます。将に昭和の本といったところでしょうか。
私も含めて昭和の世代は、昨今の軽躁を良しとする風潮に嫌悪感を抱いているんです。和田秀樹も本で書きましたがメランコ人間にとって生き辛い、不愉快な世の中になってしまっているんです。著者も大宅壮一の「一億総白痴化」の言葉を借りて嘆いています。

決して、「このままでは日本は駄目になる」みたいな警鐘を鳴らすビジネス本ではありません。そういうのだったらもうウンザリですよね。だって、もうダメになったしこれからも落ちる一方でしょうから。

この本はメランコ人間が書いた昭和の見てきたことを、とても綺麗な文章で著者の経験や視点から述べたものです。とてもお奨めの一冊です。

余談ですが、この本の中に内田百閒の事をメランコリーとユーモアのセンス溢れた人と推察している箇所があります。和田の言葉を借りますが、メランコを賞賛の言葉として使うのは阿川弘之と和田秀樹だけなのでしょうか。
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。